コベニヒワ( 識別 まとめ)

今朝は晴れていますが、まだ昨日のお天気続き、不安定な感じもします。でも、昨日までの爆弾低気圧のピークは過ぎたかな?



さて、今日は、昨日アップした、以下アフィリを貼った「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」を元に、
図鑑内容をそのまま転載しますと、著作権侵害になりますし、ほかの図鑑の記載も含めながら、
「コベニヒワ」について、わたしなりに、まとめて書こうと思います。







《コベニヒワ》
学名 Carduelis homenanni 英名Arctic Redpoll  大きさ 12〜16cm 体重10〜16g

2亜種 1亜種は homemanni(グリーンランド)  
    翼長は、オスは80から88mm 。メスは79から85mm
     露出嘴峰長 オスメス 8.3-8.8mm。
    胸と脇、腰、下尾筒にはほとんど縦斑が無く、白い。    
    が、メスには胸と脇に縦斑が入ることもある。
    特にメスは全く腰が白い個体よりも、かすかに縦斑のある個体が多い。
    オスは、額と嘴の周りが白いことが多く、顔が白いという印象を与える。



 1亜種は exillpes(北ユーラシア、北アメリカ) 
    翼長は、オスは71から79mm。メスは69から77mm。
    露出嘴峰長 オスメス 7-9.6mm。
    胸、脇にはかすかな縦斑があるが、ベニヒワほどにある個体は稀。
    腰はhomemanniよりも、縦斑が多い。  
    オスの顔はhomemannim同様白い個体もいるが稀で、通常はベニヒワに似ている。



【コベニヒワ】(下2枚と同一個体)
コベニヒワ =成鳥メスか、未成鳥オスか、未成鳥メス
コベニヒワ =成鳥メスか、未成鳥オスか、未成鳥メス posted by (C)鳥見子









【ベニヒワ】
ベニヒワ
ベニヒワ posted by (C)鳥見子

ベニヒワ
ベニヒワ posted by (C)鳥見子


〔 「ベニヒワ」 Carduelis flammea 英名 Common Redpoll  
      大きさ11〜14cm。体重12〜16g。
      (つまり、コベニヒワのほうがベニヒワよりも体は大きいんですね?!)

2亜種   cabaret =翼長オスは68から73.5mm。メスは67から71mm。
      露出嘴峰長はオス7.9-10。メス7.8−9.5mm. 

      restrata =翼長オス、メスともに、74-85mm。露出嘴峰長は8.9-10.8    〕




【コベニヒワ 成鳥メスか、未成鳥オスメスの伸び】
コベニヒワ =成鳥メスか、未成鳥オスか、未成鳥メス
コベニヒワ =成鳥メスか、未成鳥オスか、未成鳥メス posted by (C)鳥見子



コベニヒワは、腮は黒色または灰褐色。頭前部分には、幼鳥以外はやや赤みか、桃褐色があり、額は白か、バフ白色。ベニヒワに似てバフ褐色のときもある。

もっとも特徴になる、腰は基本、白色。
が、灰色や、バフ色がかることもある。

腰のその白の幅は、少なくとも約10mm。
大きい場合は20mmかそれ以上、縦斑が無い部分がある。
特にその白腰の大きいものは、成鳥オス。 
成鳥メスや、未成鳥のオスや、メスはその白い部分が狭い。
未成鳥のメスはもっと狭い。





側胸と脇は、細かい縦斑があるか、ほとんど無いかであるが、まれにベニヒワ同様はっきりとした斑がある個体もいる。
その場合は、未成熟メスであると思われる。



また、背中の色は、ベニヒワはバフ色がかる部分もあるが、コベニヒワはそれがあっても少なく、白っぽく見える

ベニヒワは、下尾筒に縦斑が入るが、コベニヒワは入らないか、あっても僅か。

コベニヒワ 成鳥メスか、未成鳥オスか未成鳥メスの伸び
コベニヒワ 成鳥メスか、未成鳥オスか未成鳥メスの伸び posted by (C)鳥見子




以上より、

【【コベニヒワとベニヒワの識別ポイント】】
1、胸からの体色と、背中の体色がベニヒワより、コベニヒワは、より白い
2、腰の部分の白がベニヒワよりもコベニヒワが大きいが、コベニヒワの若いメスはほとんど見えない場合もあるし、ベニヒワにも稀に腰の白い個体がいる
3、脇の縦斑があっても、コベニヒワはその斑の数が少ない
4、コベニヒワはベニヒワよりも嘴が小さいが、ベニヒワの大きさと重なる部分あり、要注意
5、コベニヒワのほうが、ベニヒワよりも、頭の赤い部分の面積がやや小さい
6、ベニヒワとコベニヒワの交雑個体は居ないといわれている



遺伝子的にコベニヒワとベニヒワは近くても、交雑個体は居なくて、コベニヒワの判別ポイントの腰の白部分が狭い個体は未成鳥の個体の可能性があることと、
コベニヒワは嘴が小さいと言われていますが、コベニヒワとベニヒワの嘴大きさは数値が重なる部分もあるので、小さい嘴の個体だとわかりやすいが、難しそう。
また、コベニヒワとベニヒワは、コベニヒワのほうが体が大きい。…みたいですね。

極端に嘴小さい個体や、腰が明らかにはっきりと白い個体じゃないと判別は大変かな?
あと、コベニヒワは良く腰のその白い部分を出しているという方もいますが、鳥見子的には、リラックスしている時には見えるけれど、いつもはっきり出しているわけではないと思っています。

うーん、難しい。もし100羽ベニヒワがいたら、その中からコベニヒワを見つけること、できるだろうか?



<参考文献 文一 ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド、山と渓谷社 日本の野鳥(山渓ハンディー図鑑)、亜璃西社 新訂 北海道の野鳥、日本鳥類保護連盟 鳥630図鑑 など>

スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コベニヒワとベニヒワの交雑記録は無い

今日の札幌、我が家の周りはそう風も無いし、雪も降っていませんが、同じ札幌市内でも北区などはひどいようです。
爆弾低気圧とテレビで騒ぐわりに、そう大した感じではありません。



さて、ここ数日、ベニヒワと、コベニヒワの識別について書いてきましたが、この以下の「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」を読んで、コベニヒワと、ベニヒワの交雑があるか、無しか、を、納得したのです。





実は、そんな疑問を抱いたのは、今回コベニヒワを見た折、コベニヒワの嘴をしていても、腰の白がそうでもなかったり、という個体がいて、その時、近くに居たから、そういう個体はベニヒワと、コベニヒワの交雑個体と言われていますと、聞いたのです。

でも、わたしは、本当に、コベニヒワとベニヒワの交雑って、あるのかなーあと、疑問に思っておりました。

確かに、文献(http://forester.uf.a.u-tokyo.ac.jp/~ishiken/japanese/kogera/avidna.html/avidnares.html#%88%E2%93`%97%E1b)を読むと、コベニヒワと、ベニヒワのDNAの異差は、鳥類一般のそれよりも、かなり小さい差と書いてあるものがありますので、交雑もあるのかなーと、思っておりました。

が、!!
この上記の本を読むと、ベニヒワの一亜種と、コベニヒワの一亜種の交雑個体がグリーンランドで報告されているが、立証されておらず、また遺伝子的にも想定はされるが、実際の異種間交配記録は無い、と、はっきり書かれているのです。

【脇の線が少ないベニヒワ】
脇線の少ないベニヒワ
脇線の少ないベニヒワ posted by (C)鳥見子


図鑑に間違いは、よくあることですが、スベンソン著のもの、わたしは信用しているもので、やはり、コベニヒワとベニヒワの交雑は無いと、今は、思っています。



では、そのように、コベニヒワとベニヒワ、どちらにも似たような個体はなんなのか?となると、このスベンソンの図鑑によると、未成鳥または、メスと思われると書いてありました。



続きは、また明日。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コベニヒワとベニヒワの違い(3)

今朝の札幌、昨晩から強風で、しかも大雨。
気温は高いし、雨ですから、これでまたどんどん雪解けは進むと思うのですが、これから傘がさせないほどの風になるとのこと。また、明日は大雪になるということです。

多分、明日、降っても、気温が高いのですぐ融けるとは思うのですが、野鳥たちの餌探しは大変でしょう。



さて、今日もコベニヒワとベニヒワの違いを書こうと思います。
まず、何度も書きますが、
【コベニヒワとベニヒワの識別ポイント】
1、胸からの体色がベニヒワより、コベニヒワは、より白い
2、腰の部分の白がベニヒワよりもコベニヒワが大きい
3、脇の縦斑があっても、コベニヒワはその斑の数が少ない
4、コベニヒワはベニヒワよりも嘴が小さい
5、コベニヒワのほうが、ベニヒワよりも、頭の赤い部分の面積がやや小さい

など、言われています。

で、今日は3の、脇の縦斑の数が少ないことをアップします。

【コベニヒワとベニヒワ 脇斑数 比較】
コベニヒワ
コベニヒワ posted by (C)鳥見子



ベニヒワ
ベニヒワ posted by (C)鳥見子


どうでしょう?
このコベニヒワは、角度によっては、脇に数本の細い斑が見えましたが、このように胸を膨らませてリラックスしていたら全く無いように見えました。

が、ベニヒワの場合は角度によらなくても、しっかり斑が見えると思います。

以前、鳥見子、コベニヒワかベニヒワかの判別に自信が無い時、コベニヒワを過去見た方が、コベニヒワはいつも腰の白い部分を見せているよ、とお話してくださいましたが、リラックスしている時にその傾向(コベニヒワは腰の白を見せる)はある気がしました。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コベニヒワとベニヒワの違い(嘴と腰)

今朝の札幌、快晴です。が、昨日融けた雪が凍り、硬い硬い雪面になっています。
今日の最高気温は7度にまでなるという予報ですから、この硬い雪面も融けて行くのでしょう。
明日は雨になるらしいし、また一気に雪解けが進むでしょう。

テレビでも言っておりましたが、2年続けての暖冬。


さて、改めてコベニヒワと、ベニヒワの違いですが、

【コベニヒワとベニヒワの違い】
1、胸からの体色は、ベニヒワより、コベニヒワのほうがより白い

2、腰の部分の白がベニヒワよりコベニヒワのほうが多い

3、コベニヒワは脇の縦斑があっても少ない

4、コベニヒワはベニヒワに比べ、嘴が小さい



と、申し上げていますが、そのコベニヒワとベニヒワの違いの一部、
嘴と、腰を対比ということで、アップいたします。

まず、コベニヒワと、ベニヒワの嘴の大きさ違いです。
【コベニヒワの嘴】
コベニヒワ 嘴(コベニヒワ 嘴の個体)
コベニヒワ 嘴(コベニヒワ 嘴の個体) posted by (C)鳥見子

コベニヒワ 嘴
コベニヒワ 嘴 posted by (C)鳥見子




【ベニヒワの嘴】
ベニヒワ 雄 嘴
ベニヒワ 雄 嘴 posted by (C)鳥見子

ベニヒワ 雄
ベニヒワ 雄 posted by (C)鳥見子


どうでしょう?。嘴の大きさ、形が違うのですが、正確には、額から嘴にかけての角度が違うっていう感じです。



続けて、コベニヒワの腰と、ベニヒワの腰の色の違いをアップ。
【コベニヒワの腰】
コベニヒワ(コベニヒワの腰の個体)
コベニヒワ(コベニヒワの腰の個体) posted by (C)鳥見子

コベニヒワの腰
コベニヒワの腰 posted by (C)鳥見子




【ベニヒワの腰】
ベニヒワ 雄の腰
ベニヒワ 雄の腰 posted by (C)鳥見子

ベニヒワ 雄(ベニヒワ雄 腰個体)
ベニヒワ 雄(ベニヒワ雄 腰個体) posted by (C)鳥見子


ベニヒワでも腰の白い個体もいますが、コベニヒワとベニヒワの腰、どうでしょう?。腰の部分が白くはっきり入るコベニヒワです。



それと、昨日申し上げた、コベニヒワとベニヒワの胸部分の体色の違いもお解りになりますでしょうか?

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コベニヒワ

今朝の札幌、小雪がぱらついています。ただ、少々寒い。でもね、もう3月ですからね。融ける一方です♪

昨日は、後志管内へ参りましたが、キレンジャク単体達(戻った札幌市内某所では6の群れ)と、ハギマシコと、ベニヒワが、車を止めた先先で、しかも足元で見れて、おもしろかったです。



さて、コベニヒワ識別ですが、ベニヒワとコベニヒワとの違いが、きっとコベニヒワに出会っても解らないのでは?と思っていましたが、わかるものですね。

【コベニヒワ】
コベニヒワ 3
コベニヒワ 3 posted by (C)鳥見子


まず、コベニヒワは
1、胸からの体色がベニヒワより、より白い
2、腰の部分の白が多い
3、脇の縦斑があっても少ない
4、嘴が小さい

特に決定的に嘴の大きさが違います。ベニヒワが、クリスマスの帽子のように、円錐形が大きく長いみたいな形ですが、コベニヒワはそのクリスマスの帽子が、半分にされてるみたいな感じです。

明日は、その違いを並べてアップしてみましょう。



しかし、昨日のウトウの群れは壮観でしたよ。ウトウも来たし、ウミネコも来ているし、エゾシマリスも起きて来たし、春です。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

鳥見子

Author:鳥見子
北海道札幌で野鳥を中心に自然ガイドをしている鳥見子(女性です)のブログへようこそ♪

アップ写真は全て鳥見子撮影。画像の無断持ち出し及び撮影地のお問い合わせ野鳥情報、探鳥地のみのお問い合わせガイド後の御案内野鳥情報だけのお問い合わせは、御配慮頂いております
ガイドのご用命、委細などは、Blogに鍵コメか、以下をコピペしhttp://form1.fc2.com/form/?id=552227までお問い合わせ下さい。(なお鳥見子から2日後迄に返事無き場合はそれが届いていない可能性が高うございます。ご面倒ですが再度ご連絡頂きたく存じます。すみません)
ガイド料など→ガイドについて
略歴→略歴、所属

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード